実践!管理者心得:セル生産のポイントは?

1:セル生産方式とは
セル生産とは一人、または複数の作業者が一つの製品を作り上げる生産方式のことを言います。タイの日系企業でも小ロット化、短納期化、頻繁な仕様変更などに対応してセル生産方式を導入する企業が増えています。

2:セル生産方式の成功のポイントは
セル生産方式の成功のポイントは「方式選択」「作業員の教育、育成」「動作の改善」「運搬の改善」など多々ありますが、最も大事なのは作業員のモチベーションを高めることです。セル方式は作業員の個人差が顕著に表れますから、モチベーションをいかに上げるかが勝負になるのです。具体的にはグラフによる成績表示、個人またはチームによる競争導入、資格認定システムの導入、評価システムの導入、定期的なコミュニケーション、さらにセルの改善に参加させるなど、いろいろな方法があります。

3:管理者の注意点は何か

セル生産は管理者の管理で生産性に大きな差が出ます。管理者が注意する点は多々ありますが、最も注意すべき事柄は下記の2項目となります。

3.1:作業員に声を掛ける
作業員のモチベーションを高めるためにも頻繁なコミュニケーションを行うことが大事です。
管理者が職場を巡回する際には、作業員に一声、掛けるようにします。

3.2:問題をその場で見つける
セル生産のメリットの一つは生産方法を常に発展させることができることです。セル方式では「これで完璧だ」はあり得ません。常に発展させるのが正しい姿なのです。そのために管理者は観察を怠らず、問題を発見したらその場で改善することが大切なのです。

日本では「セル生産方式を導入すれば生産性が上がり、中国にも勝てる」と捉えられている向きもあります。そのためタイの日系企業の中にも中国に勝つためにはセル生産方式は不可欠だと考えている人もいるようです。しかし私は中国の企業指導を年に何回も行っていますが、中国の日系企業もセル生産方式を積極的に導入しています。企業の力の差は生産方式ではなく管理の能力の差なのです。
      
                             

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著者:UVCコンサルタント: 立川 剛
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