実践!管理者道場:やる気を引き出す手法とは

1:やる気を引き出すキーワード
部下のやる気を引き出すキーワードは次の2つです「1:良い人間関係を作る」「2:相手の仕事を認める」
管理者が部下に対してこれができれば、部下のやる気をかなり引き出すことができます。

2:良い人間関係を作る
人間関係で人のやる気を引き出すとはどのような意味でしょうか。次のようなケースを考えて下さい。
A:あなたが嫌いな上司から残業を頼まれる。
B:あなたが信頼している上司から残業を頼まれる。
あなたはAとBのどちらのケースの方が残業に協力したいと思うでしょうか。部下と良い人間関係を作り、信頼を得られれば、部下のやる気を引き出すことが出来るのです。

3:良い人間関係を作る手法

部下と良い人間関係を作るにはどのようにすればよいのでしょうか。これは実は簡単なのです。部下と良い人間関係を作る原理原則は下記の通りです。
「あなたが上司にして欲しいことを、部下にすれば良い」
実にシンプルなことなのです。例えばあなたが上司に「もっと自分の意見を聞いて欲しい」と思っていたら、もっと部下の意見を聞くようにすれば良いのです。あなたが上司に「自分の仕事を認めて欲しい」と思っていれば、部下の仕事を認めるようにすれば良いのです。

4:相手の仕事を認める
仕事を認める手法も多々ありますが、明日からできる簡単な手法は次の通りです。

4.1:お礼を言う

「ありがとう」の一言を意識的に多く使うようにします。例えばコピーを頼んだときや、部下が報告に来たときにも「ありがとう」の一言を付け加えるようにします。このわずかな一言を3ヶ月も続ければ驚くほどの効果が現れるはずです。

4.2:仕事を褒める
人間は誰もでも褒められれば嬉しくなり、やる気が出るのは説明するまでもありません。しかし私たちは部下をほとんど褒めていないのです。次の質問に答えて下さい。
「あなたが最後に部下を褒めたのはいつですか?」
「あなたが最後に部下を叱ったのはいつですか?」
褒めれば良いことが分っていても、実際には私たちは叱ってばかりで褒めていないのです。叱咤激励との言葉がありますが、現実的には叱咤ばかりで激励をしていないのです。

「部下を褒めてやりたいが、褒めるところがない」と嘆く人も多いのですが、このような人に限って褒める基準が高いのです。「売り上げを2倍にしたら褒めてやる」「目標をはるかに上回ったら褒めてやる」など高い基準を持っている限り、部下を褒めることはできません。褒める基準は小さいことで良いのです。例えば次のような褒め方でよいのです。「報告が早くて助かったよ」「分りやすいレポートだね」このように本当に小さなことで良いのです。小さく褒めることを積み重ねることにより、信頼関係が徐々に出来上ります。

やる気を出す手法は実にシンプルです。あとは実践するだけです。シンプルな原則を毎日少しづつでも実践して、部下を上手に使えるプロの管理者を目指しましょう。
 

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著者:UVCコンサルタント: 立川 剛
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