実践!管理者心得:作業員でもレイアウトの改善が出来る!
1:自分の子供の教育は心配だ
海外にいる日本人駐在員にとって子供の教育の問題は大変深刻です。家族同伴の場合や単身赴任の場合でも、子供がどのような進路を進むのか気を揉んでいるのは当たり前のことです。最近の日本では終身雇用制や年功序列制度が完全に崩壊して、一生の間に何回か職を変えるのが当たり前の時代になっています。能力による収入の格差もどんどん開いていき、一流大学を出て大企業に入るだけが幸せとは言えなくなって来ました。それだけに自分の子供の性格や能力に応じて、どのような進路が良いだろうかと深く考えることが多いと思います。
2:部下の教育は心配ですか
このように自分の子供の進路や成長を真剣に考える人は多いのですが、自分の部下の教育をこのように考えている人は極めて少ないのではないでしょうか。自分の部下となると「どうせ教育をしても無駄だ」「教えてもすぐに会社を辞めるのだから意味がない」と簡単に考え「部下の教育などOJTで良い」と我流、もしくは名ばかりで中身のないOJTを行い、実質的な教育は何も行っていないケースもあります。部下の性格、特性に応じてどのように個性を活かせば良いのか、どのような教育を行えばよいのかなど、我が子同様に真剣に考えている人は少ないと思います。仮に自分の子供の出来が悪くても「頭が悪いのだから教育してもムダだ」と考える親はいないはずです。どのような可能性でも見出すため、そして能力の開発のために必死の教育を続けるはずです。しかし自分の部下に関しては簡単に見切ってしまうのが現実です。
3:教育すれば必ず伸びる
私はタイの日系企業でタイ人管理者をプロの工場管理者に育成する仕事をしています。毎月、各社合わせて約400人以上のタイ人管理者を直接指導していて強く感じるのは人間は基本的に次の3項目の欲求があることです。
1:人間は誰でも学ぶ意欲がある。
2:学んだことは実践したくなる。
3:実践したことは評価して欲しい。
私のコンサルティング先には管理者ではなく作業員に小グループを作らせて、毎月作業員が自らラインのレイアウトを改善している工場があります。私の指導日に会議室に作業員が集合「レイアウトをこのように改善して作業員を一人減らしました」との発表を毎月行っているのです。正しい教育を行えば管理者だけではなく作業員でもラインの変更を行ったり、人員削減の改善を自ら提案、実施できるものなのです。私のコンサルティングの方法は教育により彼らの意欲と知識をを高めて、彼ら自身で学習内容を実践できる仕組みを作るのです。正しい教育方法を実行すれば、御社のタイ人管理者も能力を120%発揮するはずです。
著者:UVCコンサルタント: 立川
剛
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