実践!管理者心得:5Sは生産性向上の基礎工事

私はタイで日系企業の管理者教育のコンサルタントを行っています。私が指導先で最初に行うのは5Sの徹底です。5Sを行ってから改善、ムダ取り、品質改善に入りますが、最初は必ず5Sの徹底から行います。タイ人自身で5S活動を徹底させることにより、次のようなメリットが出てくるからです。

5Sのメリット
1:幹部社員の自信が付く
工場が目で見てはっきり良くなることにより「やれば出来る」「工場を変えることが出来る」と生産性向上の自信が持てるようになります。

2:作業員の協力が得られる
5S活動を通じて、作業員は工場が良い方向に変わろうとしていることを感じます。そのため生産性向上の活動で作業員の協力を得やすくなります。

3:ムダ取りの必要性が理解できる
5Sの徹底によりムダが減ることが体感できます。ムダの恐ろしさとムダ取りの必要性が理解できるようになるのです。
5Sにより改善できるムダ

職場には多くのムダがありますが、5Sにより次のムダが改善できます。

1:手待ちのムダ  例:必要な材料が揃わずに手待ちが生じている。

2:探すムダ    例:必要なものが所定の場所に無く、探さなくてはいけない。

3: 選ぶムダ    例:必要なものと不必要なものが混在しており、
              必要なものを選び出さなくてはいけない。

4: 迷うムダ     例:良品か不良品かの判断を迷う。誰に報告すべきか迷う。

5:考えるムダ    例:箱の中身が分らず、何が入っているのかと考える。

6:歩くムダ 例:ものを取りに行くため頻繁に出歩く。
  

これらのムダは私たちも日常の仕事で無意識のうちに実に多く行っているのが現実です。皆様の会社の作業員も毎日、これらのムダを頻繁に行っているはずです。これら従業員のムダな動きの合計を金額や時間に換算したら、毎日驚くほどの損失になっているはずなのです。5S活動を徹底することにより、これらのムダ

 

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著者:UVCコンサルタント: 立川 剛
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